ただ勝てない日々が続いても責務は果たす。今季から選手会長を担う柳はシーズン中、球団にある要望をした。それは本拠地ナイター後の食事提供。これまでは各選手に委ねられていたが「ナイター後だと食事に困る選手もいるし、栄養はすぐに摂取した方がいい」と提案した。
 球界にOBが多い横浜高、明大出身の右腕。持ち前のコミュニケーション力も生かして各球団の試みを情報収集。「取り入れた方がいいことは伝えていこうと」とプランを練っていた。食事提供もその一つ。各方面と意見交換しながら6月から試験的に導入。鶏肉などタンパク質中心の主菜がつく定食が振る舞われ、利用する細川や清水らは「本当にありがたいです」と感謝。選手目線からチーム全体を見渡した改革は続く。

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