海賊がアメリカ西海岸に出没して船を襲い略奪を行っている

カリフォルニア州・オークランド河口付近に海賊が出没し、船が襲われる事態が発生しています。陸上でも事件が多発しているため警察は手一杯で、海にまでは手が回っていないとのことです。

海賊が発生しているのはオークランドとアラメダを隔てる幅800フィート(約250m)のオークランド河口。
海賊は船に乗り込んで装備品を盗み出したり、船そのものを強奪することもあるとのこと。

オークランド・マリーナの元港長だったブロック・デラップ氏によると、被害はここ数ヶ月で特に深刻化しており、ほぼ毎晩のように船が盗まれる状態だそうです。
海賊が出没することが有名になったため、ボートをオークランド河口周辺で保管することを避ける人が増え、ボートを停泊するボートスリップの空きが増加していると報告されています。

なお、オークランド河口には、係留されている船に無賃で暮らす「アンカーアウト」と呼ばれる人々が住んでいて、疑いをかける人もいますが、証拠は何もないとのこと。

オークランド市警のニシャント・ジョシ署長は、2022年夏から2023年夏にかけてアラメダ周辺の13のマリーナからの出動要請数は減少していると語っており、特に2023年は市全体の通報総数のうちマリーナからのものは1%に満たないとしつつも、重要性を認めました。
市警では犯罪の急増に対処するため、アラメダ市警と協力しているとのことです。

https://gigazine.net/news/20230904-east-bay-pirates/