中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は最新スマートフォン「Mate 60 Pro」を動かす半導体として、中芯国際集成電路製造(SMIC)が中国で生産した回路線幅7ナノメートルの先端製品を採用していることが分かった。

  ブルームバーグ・ニュースから委託を受けた調査会社テックインサイツがMate 60 Proを分解したところ、同端末にはSMICが製造した新たな「麒麟9000s」チップが搭載されていた。テックインサイツによると、このプロセッサーはSMICの最先端7ナノテクノロジーを初めて使用しており、中国政府にとっては国内半導体エコシステム(生態系)の構築に向けた取り組みで一定の前進を見せたことを示唆している。