「中国政府は、これまで頑なに処理水を『核汚染水』と呼び、海への放出は『最悪の環境破壊だ』と攻撃してきました。8月24日に放出が開始されると、日本産水産物の全面禁輸まで実施。

 こうした “反処理水” の運動は中国人民の間でも広がり、福島県内の飲食店や中央省庁などに対し、中国語で抗議をまくしたてる “イタ電” が激増しています」(国際ジャーナリスト)

 欧米諸国や韓国、東南アジアの冷静な対応と比べ、異常なほどの中国による “処理水バッシング”。ところが……。

「8月29日の香港の『スシロー旺角店』は、入店待ちの70人の大行列ができていましたよ。お客の多くは、若いカップルです」

 と首をかしげるのは、香港在住のジャーナリスト・角脇久志氏だ。そこで本誌は、処理水放出から数日後の日本食店の様子を取材。そこで浮かび上がってきたのは、中国共産党の “デマ” に踊らされない多くの人々の姿だった――。

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