今年、ビッグモーターを辞めた元社員のBさんは、ノルマ達成をめぐり自らが受けた経験を「自社所有の車を買うか、(会社を)辞めるか。当たり前な感じに言われた」と振り返る。この時、Bさんは身内から譲り受けた車を所有していたが、上司がビッグモーターで車を買うか、会社を辞めるか迫ったという。

上司から「当たり前な感じに言われた」という
ビッグモーター元社員のBさん:
僕も家庭があるので、ちょっと待ってくれないかって話はしたんです。上司は「その日に契約してください」っていう感じで…。

家庭もあり、当時会社を辞める選択はできなかったBさん。結局、約30分で購入する車を決めたという。こうした半ば強制的な車の購入は、売上を伸ばすため全社的に行われていたのではと推測する。

「ここまでするのかなっていうのが、その時の気持ちです」
ビッグモーター元社員のBさん:
その時に(社内全体で)200人近く買わされてるっていう話は聞きました。ここまでするのかなっていうのが、その時の気持ちですよね。

ビッグモーター側は、FNNの取材に「弊社としてそのような事実は確認できておりません」と回答している。

https://www.fnn.jp/articles/-/581073?display=full