大正製薬ホールディングス傘下の大正製薬は5日、ドリンク剤「リポビタンD」など18品目を値上げすると発表した。2023年10月2日出荷分から、メーカー希望小売価格を6~13%引き上げる。原材料価格の高騰などを反映する。1962年のリポビタンD発売以降、大幅な引き上げは初めてという。

リポビタンDなど「リポビタン」シリーズのドリンク剤18品目が対象。リポビタンDは現状146円(税抜き)が、価格改定後は164円(同)になる。同社は、経費削減や生産効率の向上などでは「現行価格を維持することが困難な状況」と説明している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC054KK0V00C23A9000000/