https://hochi.news/articles/20230904-OHT1T51047.html
大相撲の幕内・伯桜鵬(宮城野)が痛めていた左肩を手術していたことが4日、分かった。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)と本人がこの日の稽古後に取材に対応し、明かした。8月31日に実施したという。秋場所(10日初日、東京・両国国技館)は全休する方針。さらに複数場所の休場となれば、幕下以下に転落する可能性もある。

宮城野親方によると、今年の5月から痛みを抱えていたという。宮城野親方は「先場所、活躍して、皆様に期待をしていただいたのに申し訳ないです。万全の状態にして戻ってきたときには、また応援していただけたら」と話した。伯桜鵬は「(番付が)どこまで落ちてもいいと思っています。幕内にいることが目標ではない。自分の夢に向かって手術すると決めました。今よりも強くなって帰ってきます」と覚悟の強さを示した。

伯桜鵬は新入幕だった7月の名古屋場所で、千秋楽まで優勝を争い11勝4敗。敢闘、技能賞を獲得した。ただ左肩関節亜脱臼で同場所後の夏巡業は全休。秋場所では西前頭9枚目に上昇したが、入幕2場所目で試練を迎えることになった。