うどんチェーン「資(すけ)さん」(北九州市)が、店舗拡大を加速している。2023年末の関西進出を6月に宣言すると、X(旧ツイッター)の専用アカウント「やっぱ資やねん~資さんうどん関西応援団~」で情報発信に力を入れ話題になっている。店舗は九州・山口・岡山で64店を展開(8月末現在)。北九州発祥の「ソウルフード」としてファンに親しまれるその味は、食にうるさい関西人に受け入れられるのか。佐藤崇史社長に聴いた。

――九州・山口にとどまらず、関西に出店する狙いは。

◆北九州で育てられた味とサービスを、より多くのお客さまに届けたい。
2010年に福岡地域に初出店した時、初めは盛り上がったが、その後は低迷した。「だしが濃い」「麺が硬い」と言う客の声に合わせるべきだと言う従業員もいたが、創業者は「自信のあるこの味で店を出すから意味がある」と変えなかった。
やがて少しずつ客が付き、友人や知人を連れて来てくれるようになり繁盛した。その経験を元に、店舗は長崎を除く九州・山口・岡山まで広がった。
関西は、食に厳しく、こだわりの強い方々が多い。
地元のうどんを愛する人がいて、大きなチャレンジだ。
成功すれば、今後の成長への大きなステップになる。
通販は関東や関西から多くの注文があるが、お店で出来立てのうどんを食べていただきたい。
いずれは全国のお客さまにお届けしたいし、将来的には海外でも食べてもらいたい。
そんな夢に近づくためにも、まず関西の皆さんに愛される存在になりたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8597ee0eba7590d9d1693b00438a2e439dcc60e9
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