0001それでも動く名無し
2023/09/08(金) 11:21:42.69ID:YP46C1V70村本大輔が目指すお笑いの理想像
同じお笑いでも、日本と海外では根本的に定義が違うと感じます。日本では、
ミュージシャンや小説家は「アーティスト」だと思われているのに、お笑い芸人
はその中に含まれません。
海外ではお笑い芸人がアーティストだと自称しても、スッと受け入れられる。
彼らは自分の主張したいことをネタとして表現しているからです。
日本の芸人はテレビで売れるためにネタを披露する。これって、上司に実力を
認めてもらって出世しようとする会社員と基本は同じですよね。求められた役割
をこなして、みんなで番組を回すために芸人になる。
日本の芸人のネタは、「みんな同じようなネタばかりだ」と言われることがありますが、
それはみんなテレビで売れようとしているからです。「何かを表現したい、
吐き出したい」と思ってネタをつくっている人は、今の日本にはほとんどいない
ように思えます。
村本大輔、同調圧力に飲まれぬ生き方 「今の芸人は空気を読みすぎて、
もはや空気そのもの」
芸人もそれに飲まれています。この数年、コメンテーターやいろんな
ポジションにつきだしたせいか、「これ言っちゃいけない」
「あれ言っちゃいけない」って、空気を読みに読みすぎて、もはや空気
そのものになってますよ。
バラエティー番組も一緒で、空気を読む団体芸なんですよね。視聴者も
テレビは無料だから、なんとなく付けて出演者が笑い合っていれば
面白く感じる。その構造が笑いのハードルを下げています。「なんば
グランド花月」とか、僕らが主戦場としている劇場に行ってみてください。
有名無名問わず数多くの芸人が日夜面白さのみを追求して研ぎ澄ました
ネタを披露しています。有料だから観客の目も当然厳しい。ネタとテレビ
のフリートークは全然違うわけで、テレビで団体芸をやっている芸人が
すべりまくってますよ。