◆パ・リーグ 日本ハム0―6西武(8日・エスコンフィールド)

 最下位の日本ハムは、5位・西武に0―6で敗れ、今季15度目の完封負けを喫した。先発の上沢直之は7回途中6失点でKO。8敗目を喫した。

 打線は相手先発・平良に7回3安打と封じ込まれ、無得点。新庄剛志監督は試合後、痛恨の走塁死で先制機を逃した場面について言及した。

 0―0で迎えた4回2死二、三塁。打席の奈良間が2球目を見逃すと、二塁走者のマルティネスが飛び出した。西武の捕手・柘植が二塁に送球し、二、三塁間に挟まれたマルティネスに押し出されるように、今度は三塁走者の清宮が飛び出し、三本間に挟まれてアウト。絶好機を逃す形となった。

 指揮官は「今日の平良くんと上沢くんのピッチングを見てたら、1―0の試合を予想して。なかなか(平良を)打てないと思ったから、こっちから仕掛けようと思って」と説明。マルティネスがあえて飛び出すトリックプレーだったことを明かし「そうそうそう。そしたら(球を)落としてしまったから…。それは計算ないわって。あれがポンポンっていってたらね。上沢くんがさらにギアを上げて1―0の計算で。1回落としたから、清宮くんは走れないっすね、あそこは。でもちょっと、グワチョ(マルティネス)が出過ぎたかなあって。でもこればっかしは、やってみないとわからないから」と頭をかいていた。
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