巨人の先発・菅野智之投手が六回突入前の投球練習中に右手人さし指付近に異常を訴えて緊急降板する際、左翼席に陣取る中日ファンから大ブーイングが巻き起こった。

菅野は六回前の投球練習中に指に異常を訴えて一度ベンチ裏に戻って治療。再びマウンドに戻るも、2球を投げて状態を確かめたところで続投不可と判断し、降板となった。

 広報を通じ「本当はもっと長いイニングを投げないといけませんが、急きょ、登板してくれた船迫に感謝しています。右手がつってしまいましたが、今後はしっかり対策していきたいです」とコメントした。

 その際、菅野が再び、ベンチに歩を進め出すと、中日ファンからは大きなブーイングが起こった。ここまで無得点に封じ込まれていた菅野との対戦継続を希望したものか、プレー再開が遅れることに対するものなのか、ブーイングの意図は不明だが、左翼席は一時異様な雰囲気に包まれた。

 その後、中日打線は巨人の2番手・船迫に六回を無得点に封じ込まれた。