中日は9日の巨人戦(東京ドーム)に0―5で敗れ、引き分けを挟んで3連敗。打線は33イニング連続無得点で、チームの借金は今季最多タイの「28」となった。

 ホームベースが遠い…。2―8で敗れた5日の阪神戦(バンテリン)で、6回に細川のソロ本塁打で1点を挙げてから中日のスコアボードはずっと0行進。この日も4回に先頭のカリステが左翼線二塁打で出塁したが、4番・細川、5番・宇佐見、6番・石川昂が凡退して無得点に終わるなど、好機にあと1本が出ない状態がずっと続いている。

 相手打線に1点も与えることが許されないプレッシャーの中で投げる投手も大変だ。中日先発・高橋宏は4回まで無失点に抑えていたが、5回二死二塁の場面で菅野の強烈な打球を二塁・福永がはじいてしまい(記録は安打)、先制点を献上。6回には丸にソロ本塁打を浴びた後、岡本に四球、坂本に三塁内野安打となったところで降板。二死満塁から4番手・斎藤が秋広に2点適時打を許して0―4となり、試合の大勢は決まった。

「なんとか最少失点に抑えたかったのですが、ビックイニングを作ってしまって悔しいです」と肩を落とした高橋宏は、防御率2点台(2・51)にも関わらず10敗目(5勝)。ドラゴンズは1995年以来28年ぶりとなる借金30の大台が迫っている。

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