母の藤島メリー泰子氏(21年死去、享年93)についても「ジャニーのことをメリーが守りすぎた」と言及。ファンと所属タレントに関する質問では、2度涙を流した。「いろいろなことが起きている中でも応援していただいて、感謝の気持ちしかございません」。ハンカチで目元を拭い「そういうことがあったからスターになれるわけではなく、一人一人が本当に努力して今の地位を勝ち取っている。失望してほしくないですし、これからも安心して応援してほしい」と訴えた。

 5日付で社長を辞任したが「当面の間」は代表取締役として残留する。理由は、被害者への補償。「取締役である方が速やかに行いやすい」とした。メリー氏の死後、100%所有する株式についても同様の理由で、当面の間は保持する旨を説明。相続したジャニー氏の遺産なども含めた私財も、補償に充てることも示唆した。

 具体的な金額や補償方法などは検討中ではあるが、「法を超えた補償」をしていくと宣言。「補償と(所属タレントの)ケア以外の業務は一切関わらないと決めている。将来的に(株を)どうしていくかは、ご相談させていただきながらいろんな可能性を考えたい」と話した。