今年度、県内の小中学校と高校に通う児童・生徒の数は、いずれもこれまでで最も少なくなり、人口減少と少子化が急激に進んでいることを裏付ける結果となりました。

文部科学省の学校基本調査の速報によりますと、ことし5月1日時点で県内の小学校の児童数は、昨年度より1370人少ない3万6478人、中学校の生徒数は昨年度より680人少ない2万725人でした。

また、高校の生徒数は昨年度より657人少ない2万443人でした。

県内の小中学校と高校に通う児童・生徒の数は、いずれも記録が残る昭和23年以降で最も少なくなり、急激に進む人口減少や少子化を背景に児童・生徒の減少に歯止めがかからない現状が浮き彫りになりました。

県教育庁総務課は「児童生徒数の減少を踏まえ、地域の実情にも合わせながら良質な教育を維持していくため、この結果を参考にして学校統合の計画を策定していきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230908/6010018935.html