ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏（２０１９年死去）による性加害問題で、被害を受けた歌手のカウアン・オカモトさん（２７）が８日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。同事務所が７日、性加害の事実を認めて謝罪したことを受け、「心が少し楽になった。しかし、僕を含めた被害者の心の傷はそう簡単に癒えないと心に刻んでほしい」と呼びかけた。

喜多川氏に由来する「ジャニーズ事務所」の会社名を存続させることについては「変わると思っていたので、びっくりした。全てが出てしまった中でジャニーズという名前を使い続けるのはむしろマイナスかなと思う」と私見を述べた。

　オカモトさんは４月、記者会見で喜多川氏からの性被害を公表。社会問題になる一端となった。「お前がジャニーズ事務所を壊した、最低だ、という声が届くが、僕はそういう人たちに恨みはない。事務所には、ジャニー氏なしのエンターテインメントで応えていく覚悟を望む」と語った。


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