0001それでも動く名無し
2023/09/10(日) 12:48:28.55ID:qGcgYfjVd球界最高の打者・落合は、12月には37歳になったが、契約更改で「(巨人の)クロマティが3億円。その働きに自分も遜色はないはずだ」と1億2000万円アップの年俸3億円を希望する。年明けから球団側と交渉するも互いの主張は平行線を辿り、91年2月15日に落合が調停申請。2月20日には、キャンプ期間に沖縄で行われた選手会総会で、労組選手会の大竹憲治事務局長が年俸調停の支援を申し出るが、渦中の本人は「そっとしておいてほしい。これは個人の問題だから」と断った。結局、球団提示の2億2000万円で合意するが、「いいとか悪いとかは別さ。多くもらうにこしたことはなかったが、勝ったとか負けたとかの次元で見られるのがイヤだった。時期がくればわかってくれる人がいるはず。それでいいと思う」と落合は前を向いてみせた。
週刊ベースボール91年3月25日号では、この年俸調停について12球団の選手会長や監督に意見を聞いている。「2億2000万円という金額自体、ピンとこない。ウチの主力、何人分だろ?」(広島・山崎隆造)、「金額があまりに大きいので、ボクたちのレベルではちょっと……」(近鉄・金村義明)なんて同じプロ野球選手でもほとんど別世界の出来事ととらえるコメントも多く、古巣・ロッテの金田正一監督のように、「昔のワシみたいに、もっと上手に金をもらわんと。これだけ波風立てて、何かペナルティーが科せられるかもな」と年俸調停をチームの和を乱す自分勝手な行動と見る向きもあった。