しかし、今季が3年契約の2年目となる立浪和義監督(54)と同じPL学園の先輩でもある本紙評論家の得津高宏氏は「ここまできたら85敗しようが90敗しようが同じ。明日のことより来季のことのほうが大事。このまま歴史的な負けを重ねたとしても、選手たちはその悔しさを来季にぶつけるはず」と指摘する。

 さらに選手の起用法についても「CS進出の可能性がなくなったんだから、勝ち負けよりも若手の育成に切り替えて、今ファームにいる選手をどんどん一軍に上げて使っていってほしい。投手なら先発に転向した根尾を早く試してほしい。若手野手でも今、一軍にいる細川や石川(昂)、岡林、福永らを見ても大げさに言えば、おびえながら打席に入っているよう。もっと失敗を恐れず『さあ、いらっしゃい』という感じで思い切って伸び伸びとプレーしてほしい」とゲキを飛ばした。

 得津氏が提言するように、立浪竜が来季に向け、かじ取りを大きく変えてくるのか注目される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d1cbb9727054e836e6bfcf677a646bc636949b