プロ野球・阪神タイガース18年ぶりの優勝を目前に、水都・大阪市の中心部を流れる道頓堀川周辺で、
興奮したファンらが川に飛び込まないように行政や警察が警戒を強めている。

府警によると、2003年のセ・リーグ優勝時に約5300人、05年のセ・リーグ優勝時には55人が道頓堀川に飛び込んだとされる。
03年には、優勝の余韻が冷めやらぬ中、戎橋から川に落ちた男性が死亡した。

府警は阪神の優勝マジックが1か2になった場合、戎橋のあるミナミ地区を含む繁華街と、JR大阪駅周辺を含むキタ地区で
試合の時間に合わせて計約1300人の警察官を配置し、混乱を防ぐ計画だ。

興奮した人々によるさまざまな危険行為や、昨年10月に韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)で
日本人2人を含む159人が死亡した例もある雑踏事故などを防ぐことが目的で
「悪質な違法行為があれば厳正に対処する」(府警)方針。
戎橋の両端にある、川岸に下りられるスロープなども一時的に通行禁止にするなどして人の流れを規制する構えだ。