ドイツ・サッカー連盟は10日、ハンジ・フリック代表監督(58)の解任を発表した。

日本に1―4と完敗した9日の親善試合の結果を受けて決断。12日に控える親善試合フランス戦はスポーツディレクターを務めるルディ・フェラー氏(63)らが暫定的に指揮を執り、近日中に正式な後任を発表する見通しという。

昨年のW杯カタール大会で1次リーグ敗退となったドイツはW杯後も1勝1分け4敗と低迷。W杯の雪辱を期した日本戦では逆に38年ぶりの国際Aマッチ3連敗を喫していた。

日本戦後に「今の我々はあのようにコンパクトな守備を崩して好機を築く手段がない」と嘆いていたフリック監督は、一方で「私は続けたいと思っている。敗戦は過去のものにできる」と辞任を否定。しかし、地元メディアでは公然と解任を求める声が上がり、後任候補として前Bミュンヘン監督のナーゲルスマン氏、前Eフランクフルト監督のグラスナー氏、ドルトムント顧問のザマー氏らの名前が挙がっている。