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こんな深夜ならワイの書いた痛い小説なんぞ見られんやろ

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1それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 04:32:47.13ID:K4SKNiTF0
ここにリゼ皇女との出会いと感謝を書きたいと思い立った。それが此の文筆の唯一の動機であり、そして、それをある日また、この動画に戻ってくるならその時の自分がどう感じるのか。まだリゼ皇女を片に思いふけっているのか。いまの自分がどれだけ愛していたかを記す、備忘録としてもこれを残す。自分がどれだけ一方に思い焦れたか、それがいかに愚かしくまた純粋だったかを記し、どれだけ自身が画面におぼれ、君により笑い、君により泣き、君によりうつむき、君により歩き、君により生きたかを。あの頃の自分を画面に投影するために、そして欲張りだが、リゼ皇女に一読でもされれば、この文は晴れて空に昇華される。と思う。

 ヘルエスタ王国に忠誠と信愛を以て。にじさんじライバー、にじさんじリスナー、にじさんじにかかわる方々へ。そしてヘルエスタ王国第2皇女 リゼ・ヘルエスタ様へ 捧ぐ。
507それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:00:25.41ID:smkiTFbi0
無理してまして運転手の証言ないのな。
それは、そうなんか
508それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:00:37.95ID:K4SKNiTF0
 すっかり昼も過ぎ、レポートもいったん休憩に入ろうと思った。ちょうど腹の空いたころには雲間から晴れ空がのぞいていた。ヘッドホンを耳から外し、カギをとってズボンだけはき替え、アウターをはおり、極寒の外へと飛び出す。白い息を吐きながらツンと張った空気に外に出たくないとまた意志がそがれる。それでも脳が二郎系を求めるのは変わらない。店に着いたらいつものカウンター席に着く。店員が来たら魔法の呪文、「ゼンブマシ」。これさえ唱えれば全回復に違いない。そう妄想しながら歩いていると当然ながら、足のケイデンスは上がり、白い蒸気は上へ。その様はまるで蒸気機関車だ。黄色い看板が見えると人が並んでいた。しかしラッキーなことに行列は短く、20分も待てば確実に食べられる。まあスマホでも…とポケットを触る。あっ、スマホがない。オワった。スマホのない20分は2時間と同一の価値になる。いや体感時間ではもっと長くなる。というか電子機器に触れていない時間などあっただろうか。
 はぁ〜。待つしかないよなあ。心の中でため息を漏らしながら先頭を見据えた。全く進まない行列の中、自分だけは視線が泳いでいた。こうしてみると皆スマホを凝視し、ただ前にスペースが空いたら一歩進む。まったく人間味を感じない、その人間のほうが機械のようだった。 ちらっと、前の人のスマホの画面が目に映る。
509それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:00:55.12ID:K4SKNiTF0
 「vtuberの…」最近は「vtuber」という言葉も常用語になってきている。最近は個人vtuberも多くなり、企業による新人のデビューは一躍SNSのヘッドラインにもなる。それだけ「第二の自分」。なんていう表現が合っているのか、目立ちたいが顔をさらすのは恥ずかしいし、個人情報が割れてしまう危険性もある、しかし自分がその「有名人」をやっているという実感も欲しい。また、画面が映えるように生放送をやってみたい。そのニーズにがっちりはまっているのがvtuberだったという訳だ。さらにはSNSにはLive2Dのイラストを手掛けるイラストレーターは、たくさんいるわけで、依頼すればかなり高品質で、それもめちゃくちゃかわいいのができる。それが本当にすごいし、そんなクリエイターさんを自分は尊敬している。それでも企業vtuberは「中の人」の魅力というか、カリスマ性も相まって、注目、人気を集めていると思う。
510それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:01:12.53ID:K4SKNiTF0
 私も個人勢だが少々ハマっているvtuberがいる。実は私は歌が下手だ。それも自他ともに認めるほどに歌唱のセンスというかそれがなかった。ただ、その人はなんというべきか。まるで七色の声を持っている人だ。男性であるのに女性の声を出せたり、メタルソリッドの某声の良いおっさんのセリフすら思いのままだ。彼は登録者が5000人に到達したことを喜んでいた。この調子で「勤めている会社をやめられるくらいにはお金が稼げればよい」という目標に進んでほしいと願っている。しかし、気になったのは彼の配信中にスパチャが飛んできたことがある。1200円だっただろうか。それには「いつも配信見てます。頑張って!」と励ましのメッセージを添えられたものだ。
 「ありがとう」と十八番のいい声で返す。ただ、そのあとにぼやいたことがあった。「うれしいよ。でも、ほんとに応えられるようなものとかないからね。うん。もちろん、動画とかライブとかもうちょい頑張ってみるよ。でも、メンバーシップとかもコンテンツ出せてないなぁ。当然そんなんだからやめてもらっても構わないよ。」
それでも、この人はすごい人だと思う。仕事の傍らだが、声で職を手にしたいとそういう思いがある人だ。ゆえにそのスキルも申し分ない。先日だが、個人でゲーム制作している型にCVの出演を依頼されたそうだ。もしかしたらこのことがきっかけで他のゲームのCVも任されるかもしれないと意気込んでいた。
 自分は何とも言えない気持ちになっていた。人気になってほしい。純粋にそう思う一方で、売れたらきっと自分もすぐに一視聴者になり下がるんだろうな。と寂しく思う気持ちがある。それでも、応援する気持ちは変わらない。
511それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:01:28.56ID:K4SKNiTF0
 さて、その中でリゼ様は異彩を放っているように自分の目には映った。歌声から始まり、その話し方から、キャラまで。自分のそういう好みにはまっていたというか、共感やわかりみが深いといったほうが良いのやら。とにかくほかのvtuberとは一線を画した「魅力」だったり「ハマる要素」があったのかもしれない。いずれにせよ、最初の推しのリゼ様は自分の生き方、いや、人生すら変えるそんな出会いであった。寒空の下で思わず口元が緩んだ。
512それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:01:43.62ID:K4SKNiTF0
↑にちゃぁしてそうで草
513それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:02:00.49ID:K4SKNiTF0
 高校に慣れてきて二年目、夏になりかけていた、熱気が明日来る、嵐の日だった。季節の変わり目は天候が悪くなる。特に春から夏に変わるあの時期は雨やら風やら。その日は長距離電車も運休していた。
 僕は当時、部活に精を出していた。パソ部の二人もよく一緒に練習した。その二人が、いわゆるVオタであったと気づいたのはそのころだった。ヒジリが、まさかのアンジュ好きだった。まあリゼ様のご友人なので、今では好印象には思っている。そのヒジリがまたオープンオタクだったこともあって、Vtuberについていろいろ教わっていたのだ。いや、そんなことを部活中ずっと言っていた。とくに、にじさんじのことなんかだ。
 そして、今日は学校自体がなくその彼も今日は休みであった。だから突発的に空いたオフの日だからやることは一つだ。そう、Youtubeを見る。結局これに尽きるのだ。いつもより遅起きしてから早速再生ボタンを押した。「結構見たなー」そう思うともう15時を回っていた。するとラインに一件の通知が鳴る。「にじさんじおもろいな」 それは部活の日程やら友達とのコミュニケーション用にも使っているグループからだった。
「なにそれ」僕は淡泊に返す。「しらんの?」と即既読の即レス、まあ、あいつも暇だったんだろう。知らねぇ、という旨を返すとまた即レスだった。「最高だぜ、自分で調べるんだな」それほど気になることもなかったが、暇だったので調べることとした。ここでリゼ様との出会いがあるとは。
514それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:02:15.51ID:K4SKNiTF0
 「出会い」なんてのは案外あっさりしている。よくアニメやラノベなんかでは出会いのシーンはキラキラ輝いていて、特別感だったり、やはり主人公のその後を変えるようなヒロインには「確定演出」のようなそういう場面がある。けれどもそれは、きっとその主人公が後で勝手に装飾だったり脚色を加えているように思う。しかし、このズームアップするイメージは確かにあっている気がする。本当に自分の人生を変えるヒトと出会ったときは、それだけ見える世界も変わって見えるのだ。ただそんなことはなかなか起こらない、ということは、それだけ我々の日常で刺激的な出会いはそう起こらないことの裏返しだ。
 虚構の世界と現実の世界のかけ離れた感覚であったり、乖離感であったり。自分はその感覚を好きに思うが、それでも自分は現実に生きていることは忘れてはならない。そして、自分にとってその人生を変える出会いというのは現実にある「画面の向こう側」の人だったわけだ。しかし、画面の向こうでも「実在しているような感覚で、虚構に住む」そういう人だったわけだ。どうも世間様では地味に見えるこの「出会い」は当時の自分にとっては十二分に魅力的で、没頭していた。
 それはいつも見ているYoutubeというサイトの中で、よく見る花壇の中の一輪。気が付いてみればその花に見とれていた。それがリゼ様だった。強い個性がなくとも、目立つような性格でなくてもいい。リゼ様を見ていて普通な自分がどれだけ勇気づけられてきたことか。本当にこの出会いは、自分にとっては大切なものなんだ。
515それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:02:36.60ID:K4SKNiTF0
 「ハッピーエンドをはじめから」この曲が僕の目に留まった。


特に意識したこともない。ただ自然と、その曲を再生し、その曲を聴いた。ただ印象に残っているのは黒い空が光る稲妻を吐き、窓の外が一瞬真っ白に光ったことぐらいだった。


 感想は書かなくてもわかるだろう、素晴らしい。ただ、才能が光るとか鬼才が魅了するとか。僕の価値観を変えるような衝撃はない。ただ僕が生きる日常と似ていて、その日常の一部にこんな曲があればいいなとそう思えた。


 「まあいいんじゃね」とLINEを打つ。するとヒジリから「ようこそ、こちら側へ」と歓迎(?)してくれた。「草w」とすぐ茶化しが入る。その後もLINEで話していると、もうすでに夜になっていた。その後もこの曲にドはまりすることはなかったが、ただ日常のBGMとして聴いているうちに、毎日必ず聞く曲になっていた。
最初は楽曲が好みだった。ただ次第に曲を聴いているとそのヒトにも興味が行くものだ。僕がGreeeenにハマっていた時、そのアーティストのことについて熱心に調べたが、このグループはどうやら個人情報は厳重に管理しているらしく素性は特にわからなかった。
516それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:02:54.57ID:K4SKNiTF0
 中学生のころB’sに興味を持った時もボーカルの稲葉さんについてテレビやらネットやらで詮索してみたことがある。とにかくすごい人だ。歌が上手い。それ以上に素晴らしい人格。ストイックさといい、人柄といい、ある種人間離れしたアスリートのような方だった。
 ほかにもアーティストを調べてみるがどの人も身近でなく、どこか僕のいる世界とは別の次元にいるような。そんな感覚であった。それ以上に僕のような凡庸な人間が関われるはずもないと、そう諦めているというか、そもそも関わろうとなど思ってみてもいなかった。しかし、ただ調べてみたいと、そう例にもれず詮索を始めた。
 リゼ様のチャンネルを見つけて、その魅力に気付いた。なにか他の楽曲がないかを調べていた時だった。当時の僕は「ライブ」というのが一体何なのかわからなかった。いわゆる生放送のことだが、サムネイルにライブと書いてあったものがたくさんあった。


 それからの平凡な日常はリゼ様のライブを待つ日常に変わっていった。いつもみていたYoutubeはゆっくり実況からライブに切り替わっており、それもただ見ているだけ。コメントなどという機能は全く使わず、リゼ様の話すその声に僕は熱心なそれも一方通行の恋心を抱いていたのかもしれない。そのライブを見ている時だけは自分の口元が緩んだ。
517それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:03:11.78ID:K4SKNiTF0
↑二回目のにちゃぁで草
2023/09/23(土) 05:03:40.83ID:fnbR/oTm0
(;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
2023/09/23(土) 05:03:43.91ID:W/hiho/b0
それってどうしてそうなの?
520それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:03:59.95ID:K4SKNiTF0
 次第に店先に近づいていくと、風が豚骨のおいしいあのラーメンの香りを運ぶ。うまかった。と先客が数人出ていく。それと入れ替わるように前の人、前の人と店内に入っていく。自分もその匂いに口を潤しながら、今か今かと待つ。
 自分の番が来るといそいそと店内に入る。カウンター席に着くと、早速大将をよび、「豚骨、ゼンブマシで」とあの呪文を唱えると、大将は「いつもの一丁ね」とすぐ厨房に戻っていった。待っている時、いつもはスマホを覗き見る。ただ今回ばかりはこのごまかしはできずに、ただメニューに目を通していた。環境音も耳に入ってくる。ラーメンをすする音はもちろん、がやがやといつも騒がしい店だ。その中で気になったのはある世間話だった。


 「彼女とはうまくいっとんの?」「いやぁ……」「んだよぉ!まったく。俺だってそこそこ良い顔で……」「そういうとこだ。」「まったく。良い悩みしてやがるわ。」「そんなんじゃねぇけどな。」
 ハハハ……そう談笑が聞こえた。
 自分も恋情というか。淡い初恋があった。いや、一方的な気持ちの暴走だったのかもしれない。


 中学時代にさかのぼる、僕には「好きな人」というのがいた。それもとびっきりにかわいいと思えたヒトだ。その頃の僕はいじめられっ子で、当然ながら人気のその人は僕なんかとは話すようなこともなかった。それでも恋情を抱くのにはきっかけがあり、それは総合の授業の時だ。その時は調べ学習か何かで辞典に載っている「言葉」の意味を調べることがあった。班ごとに分けられ、僕の席に近いその人が同じ班だった。
521それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:04:16.97ID:K4SKNiTF0
 当然ながら僕は冷静を装う表情の下でワクワクがうずきまくっていた。しかも僕の目の前だ。手のひらや額から垂れる汗。ありとあらゆる汗腺から吹き出る汗を僕は抑えることに必死であった。緊の糸が張りに張っている僕は最初から、ただ黙りこくっていた。班では徐々にどうするこうするという話題が進んでいる。その時、「辞書担当で、しかもその意味を紙に書く人」を決めていた。そのときに声が聞こえた。「”僕”君。この担当できる?」と。その人が言っていたんだ。うんうんうんと相槌を打つと今度は、「これの発表もできる?」と言ってきた。当然、うんうんと相槌しか打てないでいると、「ありがとう。」なんて僕にはもったいない言葉をかえしてくる。
おそらく自分の勘違いだろう、しかし、当時の僕にとってはその彼女が自分のことを気にしてくれていて、なんなら相思相愛なんじゃないかとさえこのときは思っていた。その後も、グループワークから掃除、挙げ句の果てに委員会の仕事まで「協力してほしい」「代わっていってほしい」と僕を頼るのだ。当然その頼み事、断ることができようか。いや。できないのだ!
 こうして、見事にパシリと化した僕だが、それでも楽しかったことだけは覚えているのだ。別にその子を恨んだりもしていない。ただ、決定的なことが起こるのはそれから間もない頃であった。
 
 学校おわりの放課後、あの日はすこし図書館にいて玄関に向かうのが遅れた日だった。いそいそと玄関へと続く階段を降りていると声が聞こえてきた。どうやらあの子の話声と、男子の声の談笑が人のいないホールにこだましていた。自分は階段の陰から少し様子をうかがうことにした。そこには、確かにあの子と、クラスで一番に身長の高いイケメンと言われる奴と弾む会話を楽しんでいる。そうか、と一瞬で理解した。あの子の彼氏にはなれないと。ただ、僕は諦めが悪かった。その、うらやましい気持ちともう去ろうと危険反応を示す気持ちと、その葛藤で自分はそこから動けなかった。そのまま10分ぐらいたった時であろうか。じゃあね。と一言添える彼とあの子は別々の方向に散っていく。あの子は最後の最後まで笑顔で、その頬を赤らめていた。
522それでも動く名無し
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2023/09/23(土) 05:04:30.51ID:K4SKNiTF0
 そのあとは覚えていない。あまりのショックで図書館に戻ったのか、家に走ったのか。ただ、覚えているのはありえないほどの寂しさと、くやしさと、純粋な悲しさがその身を襲った。「付き合えないかな」「付き合ってほしい」そう本気で思っていた私はそのあとに、自分では無理だったと時間をかけて初恋を諦めると、なぜか心が軽くなったことを覚えている。悲しさとか、あの時の高揚感とか。悔しさとか。なぜか本当にぱっと消えてしまったように。思い出になったというのが正確であろうか。後に残ったのは懐かしさであった。


 しかし、vtuberのリゼ様に対する気持ちがこれとは違うとわかるのは自分だけだ。
523それでも動く名無し
垢版 |
2023/09/23(土) 05:05:17.66ID:K4SKNiTF0
ここで終わりです。なんだろ、何書いてんのかわかりません。作者の気持ちなんてありません。知りません。小説は難しいとだけ添えます。
524それでも動く名無し
垢版 |
2023/09/23(土) 05:07:18.35ID:+Wt7bgXF0
スクリプトって小説も書けるんだな😳
525それでも動く名無し
垢版 |
2023/09/23(土) 05:12:22.20ID:3xxCJtCK0
👀
526それでも動く名無し
垢版 |
2023/09/23(土) 05:31:50.28ID:/xZNaMJb0
重厚な文体でありながら同時に軽妙でもあり読む手がとまらなくなるような読みやすささえ兼ね備えている
創作の才と文章力を併せ持つ天性の書き手といえよう
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