そんな〝快進撃〟の裏には立浪和義監督(54)の続投があった。阪神の優勝が決まった翌15日の巨人戦後、加藤球団代表が来季も立浪監督が指揮を執ることを発表。就任1年目の昨季は最下位、今季も5位以下が確定し、球団史上初の2年連続最下位も現実味を帯びている中での続投決定にファンの一部からは疑問視する声も沸き起こっていた。

 しかし、チーム関係者は「もともと立浪監督は3年契約で3年間で何とかチームを若返らせながら勝つことを念頭に置いて取り組んできている。この2年間では結果は出ていないように見えるが、ここまで我慢して起用してきた若手の石川(昂)や細川、龍空、福永、村松らが来年こそは成長した姿を見せてくれるはず。続投が早めに決まって若手選手たちは意気に感じている」と期待を寄せている。

 ある若手選手も「こんなにチャンスをもらえる監督はほかにはいないと思う。来季こそはレギュラー争いに勝って、立浪監督の期待に応えられるように結果を残したい。続投が決まって良かったです」と歓迎している。

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