エスコンフィールドを含めた一帯は、さまざまなアクティビティーやレジャーを楽しめる「北海道ボールパーク Fビレッジ」(以下:Fビレッジ)として整備されており、
野球の試合がない日にも、平日約5000人、休日約1万人が訪れているという。

5月のGW期間中に行われたイベント「どさんこ×FIGHTERS FビレッジへGO!GO!祭り」には、2日間で7万3516人が来場(主催者:札幌テレビ放送調べ)。
定員3万5000人のエスコンフィールドだけでは成し得ない賑わいを生み出した。

Fビレッジとしての集客能力は、有名観光地や、ちょっとしたショッピングモールをしのぐ勢いがある。

エスコンフィールド、Fビレッジを運営するファイターズ スポーツ&エンターテイメント(日本ハム子会社、以下:FSE社)によると、Fビレッジのプレオープンから2カ月(3月12日~8月31日)
までの来場者は247万人(1日平均1万4300人)だという。野球は1試合あたり2万~3万人を動員しているにもかかわらず、全体で見ると4割近く(38%)が「野球観戦を目的としない人々」だという。

実は、集客施設としてのFビレッジの強みは「野球がなくても楽しめる」「幅広い層の人々が楽しめる」ことにある。