反響を呼んだ“不可解なプレー”の真相を明かした。

 モナコの南野拓実が“意味不明”と世間を騒がせたのが、昨シーズンのリール戦(リーグ・アン35節)だ。キックオフの際、ひとりでセンターサークルの中にいた南野は、味方に下げるフリをして、そのままドリブルを開始。しかし、2タッチ以上してはいけないルールのため、すぐにホイッスルが鳴った。

【動画】「意味不明」と世間を騒がせた南野のキックオフドリブル

 DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』にオンラインで出演し、MCを務める元日本代表DFの内田篤人氏からこの件について問われた南野は、「すごいバカだと思うんですけど...」と切り出し、舞台裏を明かした。

「試合前に前のコーチが来て、『タキ、今日はキッオオフを後ろに返すフリをして前にドリブルして、チョンって後ろに出して、裏にボール蹴ってやるぞ』って言ってきて。俺が、いやいやそれは無理。キックオフドリブルはできへんよって言ったら、そいつがガチめに『いや、できるから』って。『ルールが変わったから』って言ってきた」


 28歳のアタッカーは「どういうこと?と思って、その時にグーグルで調べようかと思ったんですけど、あまりにそいつの顔がガチすぎて。まじで?キックオフでそのままドリブルできたっけ。みたいな。数年前に(キックオフの)ルールが変わったじゃないですか?その時にそれも変わってたのかなって。勝手にそう思って」と告白。ハーフタイムのやり取りも明かしている。

「言われた通りにやって、普通にピーと鳴って。『相手ボール』みたいに言われて。ハーフタイムに(指示したコーチに)俺が結構怒って、『言ったやん。今頃、絶対TicTokかTwitterに絶対流れてる』と言ったら、『これは俺たち、2人で作った作品だな』って肩組んできて」

 大爆笑した内田氏が「一応、被害者なんですね。タクミくんも」とフォローすると、「なんであの時それが行けると思ってしまったんだろうという後悔はありますけどね」と振り返っている。

 精彩を欠いた移籍1年目を象徴するようなプレーとしても取り上げられたが、まさかの事実が明かされた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2330f33eb66bef77f3a2d5ad582b3bfe8ff6891