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天下の山本に〝ケチ〟をつけられるのは、たくみな選手起用と采配で、虎を18年ぶりのリーグ制覇へと導いた岡田監督だけかもしれない。甲子園での全体練習視察後、アルプス席にどかっと腰をおろすと、初戦の先発が有力なオリックスの大エースにジャブを打った。

「俺、(周りが)山本、山本いうけど『第1戦に投げるピッチャー』としか思うてないよ。なんでそんな山本、山本いうんやろなあ。それが、俺は不思議よなあ」

今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する可能性もある、誰もが認めるニッポンのエース。だから何だ? とばかりに、岡田監督は続けた。

「6つ負けてるんやろ? 大竹、2つ(12勝)しか負けてないやん。成績がええからいうて、絶対打てへんことなんかあるわけないやん」

ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(京セラ)、18日の第1戦では一回に集中打を浴び3失点。勝利投手にはなったが7回5失点で降板した。岡田監督はそのゲームについても「ええピッチャーやったら、そんな取られへんやろ、初回から3点も。(点を)取れる可能性があるいうことやろ」と語った。

事実として、6月13日の交流戦(甲子園)で8回まで無得点に抑えられて零封負けした過去はある。安打は坂本の2本だけだった。だが、それすらも「0点に抑えられたけどな。あの時はそんなチーム状態もええことないしな、結局は。こっちの調子とかも(あるから)な、おーん」と意に介さない。