https://news.yahoo.co.jp/articles/750a90b0b127a3f76ac9291416b4fc89ceff7d00
ソフトバンクには不吉なジンクスが存在する。「ドラフトで上位指名を受けた高卒投手はほとんど戦力にならない」というものだ。
実際、過去10年間のドラフト3位以内に指名された高卒投手の中でも、目立った活躍をしているのは14年ドラフト1位の松本裕樹(27)くらい。その他の選手たちには醜聞も少なくない。
たとえば15年ドラフトで3球団競合の末にソフトバンクに指名された髙橋純平(26)は、入団当初から相次ぐ故障に苦しみ、戦力になったといえるのは19年の1シーズンだけ(45試合で3勝2敗17ホールド、防御率2.65)。
昨季は下半身スキャンダルや飲酒運転疑惑などをリークされ、今オフに戦力外を告げられた。16年ドラフト2位の古谷優人(24)はプロ3年目に練習試合ながら日本人左腕最速の160キロをマークして注目株に。
ところが、チーム内で他の選手の私物の窃盗を繰り返したことが球団にバレ、21年オフにクビを切られた。
木村大成(20=21年ドラフト3位)は未成年飲酒、風間球打(20=22年1位)は入団早々に女性スキャンダルをすっぱ抜かれ、その直後にイップスを発症して現在に至る。
輝かしい成績を引っ提げてソフトバンクに入団する前田は、不吉なジンクスを跳ね返すことができるか――。