裁判の中で、裁判長に「自分は秀でているものが本当にないと思っているのか」と問われて、堪忍袋の緒が切れそうになったこともありました。
大変ぶしつけではありますが、そうした心持ちであったことも正直に報告します。


※男が言及したのは、23日の被告人質問での中尾佳久裁判長とのやりとり。
強い口調で諭されていた。「勉強以外に秀でたものは本当にないですか?人よりも勝るものを探している気がしませんか?」「今後社会で暮らすときに秀でたものが必要ですか?」「価値観って色々ということも考えてみてくださいね」。
男は「はい、精進いたします」と答えていた。


これからどういう気持ちで生きようと、被害者や迷惑をかけた方に許されるわけではありません。

これらのことを心に留め、どんな処遇や人生であれ、このような心持ちで生きることが、私が今できることで、謝罪に加えできることだと思います。
幾十にお詫び申し上げます。
(弁護士の隣の自席に戻り、座ると眼鏡を取り、ハンカチで顔をぬぐう)

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