25日に掲載されたGQ誌のインタビューで、アメコミ関連のエンタメ産業に関して語ったスコセッシは、「それ(アメコミ映画)が我々の映画文化に及ぼす影響が危険なんだ。なぜかというと、『映画』をああいうものでしかないと考える世代がこれから出てくるからだ」と、アメコミ映画の人気が映画文化自体のイメージを支配してしまうことを危険視した。

続けてスコセッシは「彼らはすでに(映画はああいうものだと)思ってしまっている。だから我々はより強く反撃しなければならないんだよ。そしてその反撃は草の根レベルからのものでなければならないし、映画人たち自身から生んでいくものだ。映画界にはベニー&ジョシュア・サフディ兄弟や、クリストファー・ノーランがいる。全方面からアメコミ映画を攻撃していくんだ。諦めずにね。外に出て、みんなができることを見せていこう。改革していこう。それに対して文句を言ってほしくない。私たちは映画を救わなければならないんだからね」と、映画を救うために立ち上がる必要性と、強い意志を示した。
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