プロ野球2軍に新規参入の「ハヤテ223」がトライアウト 群馬大医学部の元甲子園球児も受験


来季からプロ野球のウエスタン・リーグへの新規参入が内定している「ハヤテ223(ふじさん)」が3日、本拠地となる静岡市の清水庵原球場でトライアウトを実施。17歳から42歳までの計96人が受験し、48人(投手19人、野手29人)が第1次選考に合格。4日の2次(最終)テストに駒を進めた。

【写真】「ハヤテ223」の監督に就任する赤堀元之氏。かつて近鉄の守護神として活躍した

「静岡は野球選手としても人間としても成長させてくれた場所。自分の新たな挑戦もこの地でさせていただきたい。明日の試験も受けられるということで、ホッと一息です」。合格者の中には先月のドラフト会議で指名漏れとなった群馬大・竹内奎人投手(24)の姿があった。同大準硬式野球部に所属する医学部医学科6年生で、静岡高3年の2017年選抜で甲子園出場した右腕だ。

プロ野球選手になりたいという夢を捨てきれず、整形外科医への道を一旦棚上げ。今年8月から準硬式球から硬式球に握り替えてきた。準硬式での最速は147キロだが、この日のブルペンでは138キロ。それでも、史上初となる医学部医学科からのNPB入りに向けて「自信はあります!」と言い切った。

トライアウトでは20人程度の確保を予定しており、最終的には40人前後の選手で編成して新球団1年目に臨む。4日は元日本ハム・井口和明投手(29)ら6人のNPB出身者が参加する。(東山貴実)

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