ワイ零細出版社で働いてるけど電子書籍も紙の書籍もどっちもさほど未来ないで


紙の本はトーハン・日販・楽天ブックス(旧大阪屋栗田)って3大取次を通さないと書店流通に乗せられないのがネックやったけど
それに大して「電子書籍は自由に流通させられる」って言われてたけど現実はそうでもなかったんや


電子書籍も自前のプラットフォーム用意できるような大手の音羽グループ(講談社系列)や一橋グループ(集英社・小学館系列)は別にして
日本の出版社のほとんどを占める中小〜零細出版はメディアドゥとモバイルブックジェーピーっていう二大電子書籍取次を通して
各種電子書籍プラットフォームに流通させてるから利益率は紙の本とあんまり変わらないんよ


強いていえば倉庫代や製本屋にかけてた金が少し減るくらいや
そもそも紙の本も初刷りが1000部という時代で製本代や倉庫代も出版全盛期ほどかからないしな


出版社の立場からすると紙の本も電子書籍もどっちも大して未来はない
出版業界の専門誌『新文化』読んでみて?暗い話しか載ってへんから・・・