https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231031/1000098681.html

「日本の台所」とも呼ばれた東京の旧築地市場の広大な跡地に何ができるのか。関係者への取材で、プロスポーツの公式戦の開催を想定した施設と、日本のアニメやゲームなどに特化した施設を整備する、2つの案が浮上していることがわかりました。

東京の豊洲市場への移転に伴って、5年前に閉鎖された旧築地市場の広大な跡地について、都は、大規模な集客施設の整備などを条件に、再開発を行う事業者を募集しました。
都は複数の提案が出ていることを明らかにしていますが、関係者への取材でこれまでに出されている2つの提案の概要がわかりました。

このうち、▼1つの案では、およそ5万人を収容でき、野球やバスケットボールといったプロスポーツの公式戦を想定し、さまざまな競技の開催が可能な多機能型の屋内施設を中心に、国際会議の開催を念頭に置いたホール、築地場外市場や豊洲市場の食材を活用し、食文化を発信する施設などを整備するとしています。

▼もう1つの案では、日本のアニメやゲーム、マンガに特化したエンターテインメント施設としておよそ2万8000人を収容でき、展示会やコンサートなどの開催が可能な多目的ホールやホテルなどを整備するとしています。
今後、専門家などによる非公開の審査を経て、来年3月ごろに正式に事業者が決まり、その後、詳しい内容が公表される予定です。

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