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ヤクルトが、交渉解禁即アタックも視野に入れ、山崎福の本格的な調査に乗り出す。

　リーグ３連覇を逃した今季のチーム防御率は両リーグワーストの３・６６。年間通じて先発を担った左腕はおらず、小川とサイスニードの２人だけだった。先発陣の補強は急務で、今季自己最多の１１勝をマークした投球に加え、交流戦では５打数２安打１打点を記録した打撃もＤＨ制のないセ・リーグでは魅力だ。

　球団幹部は「今年の成績を見れば、評価（が高いの）は間違いない」と絶賛した。明大出身の左腕にとって、東京六大学リーグの主戦場だった神宮は慣れ親しんだ球場でもある。獲得が実現すれば強力なピースとなることは確実で、ＦＡ宣言を受け、獲得へ向けた調査に本腰を入れる。他球団との争奪戦は確実だが、交渉が解禁となる１６日にアタックをかける可能性が高そうだ。