中日の伝統を無視した立浪監督のドラフト戦略 しかも“外れ1位”の亜大・草加勝投手は「まだ見ていない」で波紋

来訪前、ドラフト会場で立浪監督から語られた「草加評」は、

「非常にスタミナがあり、完投能力があると聞いている。コントロールもあり、真っすぐのスピン量も多い。先発として入り込んできてほしい」

 あたかも「即戦力」として評価しているようだったが、油断していたのだろう。思わず、“ホンネ”も漏らしてしまった。

「実際にまだ見ていないのですが」

 この口ぶりだと、担当スカウトが集めた映像資料もしっかり見ていないのではないだろうか。今回のドラフトで、中日は1位入札選手を絞り込むまで時間を要したというが、最終判断を下したのは、立浪監督だ。その1回目の入札希望選手はENEOSの外野手・度会隆輝(21)だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/862ba2570b67d212d876c879aa55d93a731e32fd