海軍の内部調査によると、明らかに複雑なデジタルシステムによるフラストレーションが、海軍全体に蔓延していたようだ。「物理的なスロットルを取り上げられてしまった、という意見が海軍から最も多く寄せられていました。現場からは『われわれが使えるスロットルが欲しい』という声が出ていたのです」と、船のプログラムを統括する海軍少将のビル・ガリニスは最近の講演で語っている。

機械工学を専門とするデューク大学の博士研究員で、米海軍の航空母艦のシステム設計に注目してきたウェストン・ロスによると、こうした不満は決して新しいものではないという。「(海軍隊員は)レヴェルの低い技術を好む人の集団になりがちです。というのも、そういった技術はどんなときでも機能するからです」と、彼は言う。

デジタルシステムやタッチスクリーンを完全に廃止してしまうような決断は、米海軍にとっても珍しいことだ。
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