ラウ「また君か?厄介な奴だよ君は!
キラ「あなたは!」
ラウ「あってはならない存在だというのに!」
キラ「何を!」
ラウ「知れば誰もが望むだろう、君のようになりたいと!君のようで在りたいと!」
キラ「そんなこと!」
ラウ「故に許されない。君という存在を!!」
キラ「僕は……力だけが全てじゃない!」
ラウ「それが、誰に解る?何が解る??解らぬさ!・・・誰にも!
君の歌は好きだったんだがね・・・だが、世界は歌のように優しくは無い!!」
キラ「あなたは、あなただけは!」
ラウ「いくら叫ぼうが今更!!これが定めさ。知りながらも突き進んだ道だろう?」
キラ「何を!」
ラウ「正義と信じ解らぬと逃げ、知らず聞かず!その果ての終局だ!もはや、止める術など無い!!
そして滅ぶ、人は!滅ぶべくしてな!!」
キラ「そんな事!」
ラウ「それが、人だよ……キラ君」
キラ「違う!人は、人はそんなものじゃない!」
ラウ「ハッ!何が違う?何故違う??この憎しみの目と心と引き金を引く指しか持たぬ者達の世界で何を信じる?」
キラ「それしか知らないあなたが!」
ラウ「知らぬさ!!所詮人は己の知る事しか知らぬ!! まだ苦しみたいか?
いつかは、やがていつかはと・・・・そんな甘い毒に踊らされ、一体、どれほどの時を戦い続けてきた!?
フフフッフハハハ!!どの道私の勝ちだ!ヤキンが自爆されればジェネシスは発射される!!」
キラ「そんな!」
ラウ「もはや、止める術は無い!地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!
人が数多持つ予言の日だ!!」
キラ「そんな事!」
ラウ「それだけの業を重ねて来たのは誰だ!?君とてその一つだろうが!?」
キラ「それでも、守りたい世界があるんだああああああ!!!」



知らぬさ強すぎやろ