「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、
グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。

筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。
特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。

さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。
ほかの人気作と発売時期が被ったという理由もあるが、それにしても発表時の盛り上がりからするとかなり肩透かしな印象を受けてしまう。
記事執筆時点では、任天堂のダウンロードソフトランキングの50位にも入っておらず、ファミ通.comの週間販売数では初週でなんとか20位に入っており3484本という記録が明らかになっている。

「がんばれゴエモン」は曲がりなりにもスーパーファミコンの時代に目立っていた、人々の記憶に残るタイトルである。にも関わらずこの状況とは。なぜこんなことになってしまっているのだろうか?

(以下ソースに続く)
https://jp.ign.com/mameda-bakeru/72373/opinion/