関東大震災の場合は、直下型であったため、津波の被害は3・11ほど大きくはなかったが、それでも相模湾一帯では六〜七メートルの津波が発生し、かなりの被害が出ている。ところが、東京での火災による被害が余りにも激しかったため、神奈川県の相模湾沿岸の被害は相対的に話題に上ることが少なかった。