中国政府がリーグ・オブ・レジェンド（ＬｏＬ）の公式中継を取りやめた。韓国のｅスポーツゲームチームが台湾を国と言及したことが直接的な理由だ。

香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが２９日に伝えたところによると、ＬｏＬの韓国ｅスポーツリーグであるＬＣＫを中国で独占中継してきたオンラインゲームプラットフォームのフヤが２０２４ＬＣＫスプリング正規リーグの中継を取りやめた。６年ぶりに突如ＬＣＫ中継を中止したのだ。

今回の事態は韓国ｅスポーツチームであるＧｅｎ．Ｇの台湾発言と関連したと同紙は伝えた。

昨年１２月にＧｅｎ．Ｇは公式フェイスブックに台湾を国と見なす投稿を掲載し、この文言が中国のＬｏＬコミュニティで議論になった。これを受けＧｅｎ．Ｇは謝罪文を上げ理解を求めた。しかし謝罪過程で中国と中国以外の国のユーザーの反感を買った。

同紙は「Ｇｅｎ．Ｇがこの事件に謝罪し政治的中立を維持するとして謝罪を撤回したことが中国と韓国ファンの双方から批判を受け事態をさらに悪化させた」と診断した。

続けて「ｅスポーツ業界が収益性問題に陥ったが、中国のＬＣＫ中継取りやめが中継権料を通じた収益性に打撃を与えるだろう」と見通した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/543bc526312bf4d52bd3747a9b04eed3ca035b4f