0001それでも動く名無し
2024/02/28(水) 20:00:09.82ID:ggcVPaay0メアリー・オースティンさんは初めてガーデンロッジを訪れたときのことを覚えている。友人で英国のロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーさんのロンドンでの家探しに同行した1980年のことだった。
オースティンさん（72）はケンジントンにあるガーデンロッジからブルームバーグ・ニュースの単独インタビューに答え、「夏の日で、子どもたちが庭で遊んでいて、私はフレディの後について入った。とても静かで、平和で、それは家全体がそうだった」と振り返った。
彼は外に出ると、『今すぐ、売却物件リストから外すよう伝えてくれ。提示価格を払う』と言った」と明かした。
オースティンさんによれば、マーキュリーさんはメディアに追い回されることなく、落ち着いて創作や音楽活動のできる隠れ家をロンドンで探していた。そして、ガーデンロッジがまさにそれだった。「この場所は彼に、創作し、生活し、プライベートでいられるという素晴らしい感覚を与えた」とオースティンさんは語った。
91年にマーキュリーさんが死去すると、オースティンさんはこの邸宅を相続し、以来住み続けてきた。当初はマーキュリーさんの早過ぎる死による悲しみで、この家に住むことが自分にとって精神衛生上良いことかどうか確信が持てなかったという。だが、ガーデンロッジで暮らすことは可能だし、「かなりの年月」にわたり手放す必要はないと考えていた。
オースティンさんは感慨深そうに「ここが私の家というのは本当に名ばかりだった。私は彼と一緒に彼のためにこの家を造り上げた。この家は彼の夢であり、彼のビジョンだった」と述べた。
オースティンさんは、この邸宅を3000万ポンド（約57億3000万円）で不動産会社ナイトフランクを通じて売却することを決めた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-27/S9HOP9T1UM0W00
