文化庁の文化審議会国語分科会は11日、ローマ字の表記に関し、小学校で学ぶ「訓令式」を基本とする内閣告示の改定を視野に対応すべきだとの考えで一致した。ローマ字のルールの見直しは70年ぶり。英語のつづりに近い「ヘボン式」が浸透していることを踏まえ、2024年度以降に本格的に議論する。

1954年の内閣告示「ローマ字のつづり方」は「一般に国語を書き表す場合」に訓令式を使うと定める。現在、小学校の学習指導要領は内閣告示を踏まえ、主に訓令式の表記を取り上げている。
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