電車がホームに着くと、真っ先に車両の連結部へ移動し、両方のドアを閉めて密室を作った。
ここなら声もあまり漏れない。
手が動いてもドアをたたくだけだ。肘の内側に口をあて、「うんこ、うんこ、死ね、死ね」と叫び続けた。その間も、体は勝手に動き続けた。