阪神のドラフト1位ルーキー・下村海翔投手が側副靱帯(じんたい)再建術(通称・トミー・ジョン手術)で、今シーズンの復帰が絶望的であることが本サイトの取材でわかった。近日中に球団から正式発表されるという。

 青山学院大学出身の下村は在学1年時の12月、右肘のクリーニングと軟骨の再生手術を受けており、その後、長期間のリハビリを余儀なくされた。4年生では大学生の日本代表に選出された上、リーグ戦や神宮大会でも活躍していたが阪神入団後の今年1月、兵庫・鳴尾浜球場での新人合同自主トレでは全力投球できずおよそ7割の力でブルペン入りするのが精いっぱいだった。

「2月のキャンプは2軍スタートだったがブルペン入りしたのは立ち投げした一度だけ。首脳陣も当初“疲労回復”を考慮していたがオープン戦、公式戦開幕の時期になっても一向に出てこない。次代のエース候補だったのに実に残念だ」(球団関係者)

 昨シーズン38年ぶりの日本一になった岡田彰布監督も相当気を落としているという。