地獄やん


「水原氏は、外にいるのも中(刑務所)にいるのも地獄だと思います」

 こう語るのは、1993年にFBIのおとり捜査によって逮捕され、アメリカの刑務所で10年以上の投獄生活を送ったKEI氏だ。漫画『チカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人』(秋田書店)や『アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人』(東京キララ社)などの著書がある同氏に、アメリカの刑務所での「残酷な生活」について語ってもらった。

 「水原氏は、このまま戦うと間違いなく負けるため、弁護士がFBIと司法取引をすることになるでしょう。10年前後の刑になるのではないでしょうか。アメリカは州によって法律が異なり、ロサンゼルスは比較的刑が軽いのです。そのため、司法取引がうまくいけば、それくらいの刑が下ると考えます」

 水原容疑者が収容される可能性の高い刑務所は、過去にKEI氏も入っていたロサンゼルスにある「トミノアイランド」だという。
四方を海に囲まれた刑務所

 「あくまで自分が中(刑務所)にいたのは90年代ですが、アメリカは家族を大切にする文化があるため、家族が面会に行きやすい刑務所に収容されるケースが多いのです。水原氏の父はカリフォルニア州でお店をやっているそうですからね。

 ちなみに、水原氏が犯した銀行絡みの罪というのは非常に重く、例えばコカインを100キロ持っているよりも重罪です。そのため、自分も収容された経験のあるトミノアイランドの可能性があるというわけです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0989e4b72e4d84de076b75bbfd675171633f3861