「膨大な量。本当に心が折れそうでした」自民党の裏金疑惑を刑事告発、上脇博之教授が語った『正月返上の収支報告書チェック』きょう国会閉会、捜査の行方は

https://news.yahoo.co.jp/articles/57b290d960a48acf54911f391dc92f58066b49de
 自民党安倍派の”裏金疑惑”で大荒れとなっているこの年末。実はちょうど1年前の同時期、正月返上で膨大な収支報告書の束と『にらめっこ』していた男性がいた。疑惑が明るみになるきっかけとなった一人、神戸学院大学の上脇博之教授だ。
長年変わらないバンダナ姿で「政治とカネ」の問題を追及し続けている。裏金疑惑について、改めてイチから聞いた。13日で国会が閉会、捜査の行方にも注目が集まっている。


「もう正直言ってね、心が折れそう」
――上脇教授は、収支報告書のどの部分をチェックしたんでしょうか。

(上脇博之教授)政治団体側の収支報告書で、20万円を超えた明細が書いてあるページをチェックするんですよ(20万円を超えた購入は記載しなければいけない)。
20万円を超えて買ったのに、こっち(買った側)は書いてて、こっち(売った側)は買ってもらったにも関わらず書いてないなど、もう全部、一つ一つをチェックした。
もう正直言ってね、心が折れそう、本当に心が折れそうでしたね。

――細かい照らし合わせをした結果、5つの派閥で5880万円(これまでの総計額)の不記載があることがわかった、実態を知ったとき、上脇教授はどのように感じられましたか。

「何件もある、毎年ある。どう考えても組織的だ」