>>136
ありきたりにある程度頼った方がええと思うけどな
うろ覚えだから間違ってるかもしれんけど
確かに設定のレベルじゃscpのキヨクスに劣ってるかもしれない
ミストってそれだけじゃないと思うんや
まず主人公の職業
それは映画ポスターの請負絵師なんや
そもそも怪異が発生する前から職業柄ひきこもりがちなのが示唆されてる
そして映画ポスターは映画という世界の断片しか伝えんやろ
そこに描かれてる絵は映画と無関係と一見見えるかもしれない
自然と人間の知覚のズレをあの映画は一貫して描こうとしてるってワイは思うんや
そのズレによって知性に限界があることをわからされる
人間の知性の限界が一時的な安心しか与えないスーパー(過剰消費社会の象徴として我々の周りを取り巻く疑似的に生み出された自然)に閉じこもり宗教という肯定的な拠り所に向かわせる
それにも溶け込めない人間は絶望して死んだ方がマシだと考える(消極的にも積極的にも登場人物の行動として表現され続ける)
それを実行することを人は賢い選択と考えて自然を征服あるいは克服したつもりになるけど霧が晴れる(それは前進じゃなくてただ自然現象によってその人の自然の感じ方が変わっただけ)事によってそれがまた否定される
それを霧や暗闇、紫色した現実味のない触手で映画内の現実に存在するギミックを使うことによって目に見えないがワイらを取り巻く曖昧な秩序を可視化してる
ワイはこの映画はテイク・シェルターと演出はちゃうけど同じテーマ扱っててあの結末を人の愚かさに対する賛美やと考えてるわ