「塩谷先生が派閥の責任を引き受けてくれたらありがたい、というのが皆の意見です」“塩谷座長の説得”を森喜朗元首相に依頼した安倍派五人衆

萩生田氏の要請を受けて、森元首相は塩谷氏を呼び出してこう説得した。

「ここはいったん議員辞職して次をねらったらどうかね。全責任を取るので仲間を救ってください、と申し出れば、君は立派だと光り輝くよ」

 だが、塩谷氏は首を縦に振らなかった。

「なんで私一人が貧乏くじを引かねばならないのですか。議員辞職だけは絶対に承服できません」