二階部分が崩れ転落死

東京都・八王子市の南新町にあるアパートで、二階に繋がる外階段の一部が崩れ、住民の女性が転落死した。この事故のおよそ二時間前、崩落した鉄製の階段の接ぎ目に使用されていた木製の部品が一部、落下しているのを管理人が確認していたことが捜査関係者の話で分かった。管理人は自分で補修したという。えっショックアパートは築8年と新しく、警視庁は業務上過失致死事件としてアパートの設計や施工・管理に問題がなかったか等を詳しく調べている。なお、その後の調べで施工会社の則武地所が破産していたことがわかった。
事故は、三階に住む無職の大手里美さんが階段を上っていた際に踊り場から二階につながる部分が崩落し、大手さんは転落して頭を強く打ったとみられる。死因は外傷性脳挫傷で、搬送先の病院で死亡した。捜査関係者によると管理人は事故前に別の住人から「階段の部品が落下している」という連絡を受け近くのホームセンターで木材を購入して自身で補修したという。落下した木製の部品は腐食していたとみられており、警視庁が現在、崩落事故の関連を調べている。