タイミング悪すぎ」...ディズニーを悩ませる、イスラエル人女戦士サブラの『キャプテン・アメリカ』参戦

2022年9月、マーベル・スタジオはシリーズ第4弾『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(原題)に新たなメンバーが加わると発表した。
イスラエル人の女性スーパーヒーロー、サブラだ。

もともとサブラはキャプテン・アメリカのイスラエル版として考案された。
初期のコミックでは胸にユダヤ民族の象徴である青い「ダビデの星」をあしらった、白いボディースーツを着ていた。
肉弾戦に強い一方で、傷ついた体を癒やすパワーも併せ持つ。

サブラはイスラエル人で、しかも政府に雇われてテロと戦う工作員。
幅広い影響力を持つマーベルがそんなスーパーヒーローにスポットライトを当てれば、さらなる分断をあおりかねない。
マーベルとアメリカは共にイスラエルの政策を支持し、喧伝していると見なされるかもしれない。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2023/11/post-920.php
コミック版ではイスラエル政府の工作員でパレスチナに恨みを持つという設定のサブラ。
物議を醸すキャラクターだけに、映画での人物造形に注目が集まる MARVEL
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