このように、映画自体の完成度は良好なので、入場者特典の状況によって興行収入はどんどん伸ばせるのでは、と思われます。

 懸念材料があるとすれば、現状のゲームの熱さの状況がどのようになっているのか、でしょうか。

 一方で、「近頃、やたらと地上波で競馬関連の番組を見るな~」と密かに感じていましたが、リアルな競馬人口が増えつつあるのかもしれません。

 そして、この「競馬ファン」との相性も良さそうな作品なので、意外とポテンシャルの高い作品のように感じます。

 とは言え、大きなうねりのようなものが起こらないと相乗効果は起きにくいので、まずは「ゲームファンがコアになりそうな初速」がどうなるのか。

 順当に行けば興行収入20億円台は見えるはずで、それが30億円台、または40億円台など、どこまで熱を帯びていくのか――「ウマ娘」のコンテンツ力に注目したいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a898a3cdd3ee77ab566cb7e9e85ac6e56e4dbde9