野球部の練習で外野フライ追って他の部員と衝突、帰宅して6日後に死亡…広島県廿日市市の中学校

広島県廿日市市立大野東中学校で2年生の男子生徒(14)が野球部の練習中に他の部員とぶつかり、6日後に死亡する事故があった。市教育委員会が22日に記者会見し、明らかにした。

発表では、男子生徒は11日夕、部活中に外野で飛球を追った際に他の部員と衝突した。養護教諭が駆けつけ、生徒の頭部に赤みがあるのを確認したが、意識障害や出血はなく、問いかけにも応じていたため、救急車は呼ばず、保護者に連絡。

保護者が病院を受診させて帰宅した。しかし、夜になって 嘔吐 するなど容体が急変し、別の病院で緊急手術を受けたが、意識は戻らず、17日未明に亡くなった。

生田徳廉教育長は会見で、「学校の管理下で取り返しのつかない極めて重大な事故が生じ、大切な命が失われたことを大変申し訳なく思う」と謝罪。専門家らによる調査委員会を設置し、原因究明や再発防止に取り組む考えを示した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240622-OYT1T50171/