お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(43)が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。SNS上の、自身の名を騙った詐欺広告について声明を発表した。

 「今日は皆さんにとても大切な話をさせていただきます」と書き出し、「最近、僕の名前を勝手に使って、SNS上で詐欺広告が出回っているという非常に深刻な問題が発生しています」と報告。「その結果、すでに多くの方々が被害に遭われてしまっています。まず最初に、被害に遭われた皆様には心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「僕自身もこの事態を知って非常にショックを受けております」としたうえで「そして、この問題を引き起こした詐欺師に対して強い憤りを感じています」と怒りをつづった。

 「しかし、ここで皆さんに強調したいのは、これらの詐欺広告を受け入れ、詐欺師から金銭(広告出稿費)を受け取り、詐欺広告を掲載しているSNSプラットフォームの責任についてです。(※僕の詐欺広告はFacebookでよく見かけます)詐欺師が広告を出すことを許し、被害を拡大させたプラットフォームにも大きな問題があります」とプラットフォーム側の問題を指摘。「特に、日本で有名人の名前を無断で使用する詐欺広告は、該当する有名人が非常に限られているため、プラットフォームが適切に対応すれば防げるはずです。(※西野からの直接の広告出稿だけを手動で受け入れて、それ以外の「西野を名乗る者」の広告は断ればいい)」と主張した。

 「しかし、実際にはそうした対策が取られておらず、詐欺広告が後を絶たない状況です。個人的には、これらプラットフォーム側の対応が『詐欺幇助』に該当しない理由がイマイチわかりません」とあきれる感情も。「このような事態が続けば、名前を利用された人間の社会的信用が傷つけられるだけでなく、その人間が広告を出す際の広告効果も低下してしまいます。何よりも、被害者の皆様が大きな損害を受けてしまうことが非常に心苦しいです」と記した。

 「この問題に対して、プラットフォーム運営者には迅速かつ厳格な対応を求めます。有名人の名前を使用した広告については、本人確認を徹底し、特別な審査プロセスを導入するなど、詐欺広告を根絶するための具体的な対策を講じていただきたいと思います。また、この問題を広く社会に知っていただくために、皆さんの協力をお願いしたいと思います。この投稿をシェアしていただき、多くの方々に詐欺広告の実態と危険性を知っていただければと思います」とした。

 「最後に、再度、被害に遭われた皆様にお詫び申し上げます。僕もこの問題に対して真摯に取り組んでまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 昨今、著名人を騙った詐欺広告は社会問題化している。
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